ショートインタビュー;鈴道文理




2001年1月3日収録
インタビュアー;ロリータ℃



 2000年12月、突然活動終了を宣言した「Pinky and Wonder Girl」。「PWG名義での活動は今後一切行わない」と断言した代表の鈴道文理氏に、今回インタビューすることができた。しかし、彼の方から2つ条件が出された。それは、「内容に関して修正などを一切行わないこと」「質問の全てに答えるわけではない」ということであった。
このインタビューには、以上のような背景があることを了承された上で、本文を読んで頂きたい。なお、文章は私(ロリータ℃)が書き起こしたが、著作権・文責はMDMA/鈴道文理氏にある。


 まず、去年の12月に突然活動を終了された理由からお聞きしたいんですけど……。

――去年はすごく色々あった年だったんだけど、いい意味でも悪い意味でもPWGとか、本名の方が有名になっちゃって、一人歩きしてるような状態になって、色々な事件が起きたんです。
いちいちサイトの名前は出さないけど、BBSの書き込み消されたりとかあって、すんごく頭に来たワケ。そりゃ管理人の方針とか、そういうモノはあるんだろうけど、事前・事後の報告もなければ、理由も教えてくれない。


 そういう方針で運営する、ということも、ホームページとかBBSの運営方針の一つなのでは?

――それはあくまで「匿名性」に対して、であって、僕はメールアドレスも出してるし、自分のBBSもあるし、何で何も言ってくれないの、って思った。名前を出して責任を持って書いたモノまで、単に「管理人が不愉快だから」とか、そんなささいな理由で消されたりして、怒らない方がおかしいよ、これ。
だったら身内にだけ知らせて、マスターベーションしてりゃいいでしょ。公開する、ってことは、誰かが書き込んだら、それにちゃんと答える、ってことじゃないの? もちろん、「何も答えない」のも一つの方法だけど、僕はそういうやり方は絶対に許さないね。


 インターネットとか、そういうモノの間口が広くなって、簡単にホームページを作ったりできるようになったんだけど、公開することそのものに問題がある、と。

――ぶっちゃけた話、そうだね。例えば、仮に、だけど、本を出版したとしますよね。そうすると、イヤでも読者の意見とか批評家の批評とか、そういうのを目にしないワケにはいかないんですよね。それがイヤなら、自費出版なり同人誌なりで、限られたヒトにだけ配布して、それをもっと減らしたり、あるいはなくしたりするしかないでしょ。
それと同じで、公開したりサーチエンジンに引っ掛かったりリンク張ったり、ってのは、ある意味「見に来るヒトを自ら選ばない行為」なんですよ。見に来るな、って言うのは簡単だけど、だったら公開するなよ、と。PWGの活動停止は、それに対しての抗議の一つですね。ツブすのは簡単だけど、あんなクソみたいな借り物のBBSなんか(苦笑)。


 つまり、そういうスタンツの人間を認めない、と?

――それについてはノーコメント。

 では、質問を変えます。そういうスタンツに対して、鈴道さんは抗議していますよね?

――抗議はします。けど、声高にそれを主張しないだけです。自分のページに書いたりはするけど。何が正しくて何が間違っているのか、僕には断言できないけど、プライドを踏みにじられて黙っていたくないし。

 ところで、多方面から「(白倉由美全作品)リストはもう出ないのか」「MLの運営はどうなるんだ」という声が寄せられていますが……。

――PWGは2000年12月31日をもって活動終了となりました。よって、PWGの配布していた作品については全て絶版となります。MLの運営については、影響の大きさを考え、MDMAとProject Elysiumに全権委託することになりました。

 今後リストの配布予定はない、と?

――しかるべき時が来ましたらお知らせします。それまでは一切お教えできません。

 今後の活動予定は?

――以下同文です。MDMAの公式ホームページ(http://www.xdsl.ne.jp/Al/ayari/)、あるいはMLでお知らせします。

 本日はどうもありがとうございました。

――いえ、こちらこそ。


 インタビュアー後記;
 現在のところ、まだはっきりとしないのだが、どうもPWGの活動は今後MDMAが引き継ぐ、という形になっているようだ。ただ、リストなどの作品に関しては、「出すかどうかも、コミケに参加するかどうかも、何も言えない」(鈴道氏談)とのことなので、見守っていくしかないだろう。
PWGが活動を休止したことについては、鈴道氏の主張は合っているとも間違っているとも言いにくい。彼がなぜそこまでして抗議するのか、その真意は私にも掴めない。彼がこの先求め、示していく何か、それを待つしかない。


 インタビュアー後記追加;
 結局鈴道氏は、以下のように活動を行っているようだ。
Sync;3:PWGが行っていたような全般的な活動の母体、特に「白倉由美全作品リスト」の作成を担当
MDMA:アーティストとしての鈴道氏の活動母体、また公式Webサイトの総称(「Memoried, or Dis-Memoried it, Alice?」の略とされている)
インタビュー当時はまだMDMAしか存在しておらず、インタビュー中の表記も「MDMA」となっているが、これはSync;3のことを指していると思って間違いはない。


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